カクシ釘の長さのお話。

こんにちは。㈱大築 釘担当/WEBマスターの担当_Rです。

今回は「カクシ釘の長さ」についてのお話です。
実は弊社のこのブログ内で毎月ナンバーワンのアクセス数を誇る記事がありまして。

それは…

「頭を飛ばす!?「カクシ釘」の基本の「き」」

という記事です。

昨年12月4日の公開以降、順調にアクセス数を伸ばし、現在でも1か月に1000件を超えるアクセス数となっております。(ありがとうございます!!)

記事の中で基本的な使い方やどういう仕組みの釘なのかはお伝えしているのですが、 カクシ釘は「F-22」、「F-36」、「F-45」、「F-50」と4種類の長さ・太さの違いがあります。

そこで今回はカクシ釘の「長さ」に焦点を当ててご紹介します。

F-22

弊社が製造している釘で一番小さい釘です。

頭部分の樹脂の色:ピンク

全長:22㎜

飛ばしてしまう部分:5㎜

樹脂の部分を飛ばした後:17㎜
残留釘としての役割は17㎜で、短くて一番打ちやすい釘です。
化粧合板などの薄板の接着施工が得意です。

F-22を接着仮止めに使用するのであれば最大【7㎜】までの厚さの木材を使用することができます。※1

カクシ釘F-22

F-36

弊社製の釘の中で一番多く市場出ている釘です。

頭部分の樹脂の色:ブルー

全長:36㎜

飛ばしてしまう部分:5㎜

樹脂の部分を飛ばした後:31㎜
残留釘としての役割は31㎜です。
長さがあるのでしっかり指で支えて打ち込まないと曲がってしまう釘です。
私が一番使う割に何度も失敗してしまう釘です…
(PC台を作ってみたシリーズ参照。)

巾木や廻り縁などの接着施工に重宝します。
F-36を接着仮止めに使用するのであれば最大【21㎜】までの厚さの木材を使用することができます。※1

カクシ釘F-36

F-45

カクシ釘シリーズの中でも隠れた人気のF-45

頭部分の樹脂の色:ピンク

全長:45㎜

飛ばしてしまう部分:5㎜

樹脂の部分を飛ばした後:40㎜

残留釘としての役割は40㎜です。
F-36より約10㎜長く、F-22の約2倍の長さがあるF-45
自慢じゃないですが、私この釘ちゃんと最後まで打てません。(本当に自慢にならない)

長すぎて、均等な力で打ち続けることができないのです。
釘打ちに慣れた人でも少し苦労すると言われています。

本止め釘として40㎜と長めな為、店舗内装材などの厚板の接着施工が得意です。
F-45を接着仮止めに使用するのであれば最大【30㎜】までの厚さの木材を使用することができます。※1

カクシ釘F-45

F-50

カクシ釘シリーズの中で1番長いF-50

頭部分の樹脂の色:イエロー

全長:50㎜

飛ばしてしまう部分:5㎜

樹脂の部分を飛ばした後:45㎜

残留釘としての役割は45㎜です。
カクシ釘シリーズどころか、弊社の販売している釘の中で一番ロングな50㎜のF-50。
私は勿論打てませんし、社内の男性陣もまっすぐ最後まで打ち込むのがとにかく難しい釘です。

2×4(ツーバイフォー)工法の木材に使用するケーシング材などの接着施工が得意です。F-50を接着仮止めに使用するのであれば最大【35㎜】までの厚さの木材を使用することができます。※1

カクシ釘F-50

社長曰く、上手に打ち込むための秘訣は「金槌」だそうですが…
私がそれを理解するにはまだまだ時間がかかりそうです…。

注釈※1:下地の硬さや厚さにもよりますが、接着の際に十分効果を発揮するために約10㎜打ち込むという条件のもと計算しています。

商品名の共通点

ここまで4種類のカクシ釘について解説してきましたが、2点気づいたことはありませんでしょうか?

①カクシ釘の【F】って何?

何気なく「カクシ釘F-22」と言ってしまいがちですが、F-22の「F」は実は…

「2役」の「F」です!!!!!!!!!!!

そう、二役…ふたやく…FUTAYAKUの「F」!!!!!!
仮止め釘から残留釘へと変化する。2つ役割を持つ釘ということで、発売当初は「2役さん」という商品名だったとのこと。
初めて聞いたときは「なるほど~!!!」と感心したものです。

②F-22等の【22】(数字)が全長を表している?

そう!まさにその通り!!!!
F-22=全長22㎜、F-36=全長36㎜、F-45=全長45㎜、F-50=全長50mm
と表現されています。
その為、売り場で「F-22だから22㎜かぁ」と判断しやすいです。
釘とかネジの長さって無数にありすぎて売り場で数回立ち尽くしたことがある私からするとすごい事だなぁと感心しているのですが、なかなか分かってくれる人がいません(笑)

カクシ釘の使い方

製造元の弊社としては長さ・太さからそれぞれの釘の用途を案内している訳なのですが、それは製造元の考えでしかないと思っています。
発売から約40年近く経過するカクシ釘も使われ方が多種多様に変化し続けていると考えられます。

そこで、弊社では「こんなところにカリクギ・カクシ釘」と銘打ち、使用アイディアを募集しております。2021年6月からスタートしている募集企画ですが、正直応募がありません…!!!!(2021年7月16日現在)

今回のブログだけでなく、これまでのカリクギ・カクシ釘関連のブログから弊社の釘の使用アイディアをお持ちの方、是非ご応募お願いします!!

⇓詳細はこちらです⇓

こんなところにカリクギ・カクシ釘

ではでは。今回も読んでいただきありがとうございました!

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