「内装釘」の検品作業

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~エラーを見逃すな!~

(株)大築 釘/WEBマスターの担当_Rです。
今回は弊社工場で製造している「内装釘」の検品についてのお話でございます。

検品は手作業!

弊社の内装釘の検品は全て人の手と目で行われています。

こちらの写真に写っているのは検品のプロフェッショナル(勝手に命名)
Kさん。

素早くかつ丁寧に検品をしています。

細かい「K-1」(カリクギの一番小さい製品です)は時間が掛かるので、すこし苦手だそうですが、それでも私なんかではとても真似できないスピードと正確性です。とにかく早い早い。

ちなみに軍手は二重です。

釘の選別をする手元

釘の先端、ものすごく鋭いので普通に刺さるのですよ。
目が覚めるくらい痛いです。(実体験)

昨年秋に3日間お手伝いに行きましたが、意味あったのかな…(汗)
実際の検品の大変さと絶対敵わないということは理解できた気がしますね…。

人の目を使ったこの作業のお陰で、エラー品混入によるお客様へのご迷惑を未然に防いでおります。

・出荷する釘の本数って・・・

釘の寸法一覧表にも明記していますが、弊社の釘は1箱単位で内容量(本数)が違います。

カクシ釘F-36中箱(750本入)

F-36を例にすると1箱あたり750本で、それが1ケースで24箱。

単純計算で…

18,000本

1ケースあたり18,000本です。

通常なら大体1時間で1ケース仕上げてしまうとの事で、本当に頭が下がる思いです…
しかし、実際は1~4人(その日の作業次第で変動)で見ていくので、もう少し仕上げるケース数は多くなりますね。 早ければ30分で1ケース完成することもあるそうです。

・検品のポイント

次は釘の良品・エラー品を見分けるポイントです

①樹脂部の長さ(長くても短くても×)

②釘の曲がり

③釘の複数刺し

④メッキのムラ

⑤(カリクギの場合)頭を飛ばすための溝が見えていないか

等々……

分かり易いのは②、③明らかにおかしいですからね。

それでも見慣れてないとホントに難しい!!(@А@;;)
「合格ライン」というものに慣れていないと尚の事、時間が掛かります。
「これおかしい気がするけど…ど、どうだろう…?」と悩みだしたら最後、作業の手がピタリと止まります。

そういう時はもう割り切って撥ねます。((+_+))

だって、機械から打ち出される釘と納期は待ってくれないから…!!!!(笑)
ベルトコンベアでどんどん流れてくる訳ではないものの、テーブルの上に山のように積み上がった完成品の中から宝探しよろしく、エラー品を探していくという大変さ…
いつも感謝の気持ちでいっぱいです。

・エラー品コレクション

実際にこれまで見つかったエラー品で特に見た目から分かりやすい物を、ピックアップしてみました。
全ての写真で左端の1本が合格品です。

①樹脂部が短い

エラー品①樹脂部分が短い

②釘の曲がり

エラー品②釘が曲がってしまっている

③釘の複数刺し

エラー品③樹脂1つに対して釘が2本刺さっている。

弊社工場では加工⇒生産⇒検品と繰り返し、このようなエラー品を発見しながら日々作業に取り組んでいます。
今回は「カクシ釘」をピックアップしましたが、「カリクギ」も同じように人の目で厳しく選別しておりますよ。

たゆまぬ努力の成果の結晶なので、「カリクギ」・「カクシ釘」を打つ際には
「あ…これ手作業で検品してるんだっけ…」と
一瞬でも思い返していただいて、その後思いっきり使用していただければ幸いです。(笑)

メンバーの集合写真あればよかったのですが、何分皆さん恥ずかしがり屋さんで…

まぁ、そこは強要することでもないのでご了承ください( -ω-)

今回も読んでいただきありがとうございました~。

担当_R

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