ついに完成!「太陽光システムを搭載したログハウス型のバイオトイレ」

こんにちは。WEB/釘担当のRです。
今回はついに完成した太陽光システムを搭載したログハウス型のバイオトイレについてのお話です。
台風の影響で随分遅れてしまいましたが、この度無事に(株)大築岡山工場にてモデルタイプの設置が完了しました。

【これまでの課題】

仮設バイオトイレは幅2m~3m、奥行2m、高さ3mほどの大きさ、1t~2.5tの重量があるため、クレーン(大型クレーンやユニック)等で作業をしないと設置できませんでした。
そのため車両の入れない山間部や狭い場所への設置ができないことも。
また、電源を使用しない足漕ぎ式のタイプもありますが、効率的にオガクズを乾燥させて循環させるシステムを運用するには電源も欠かせません。
電源の確保も頭を悩ませる要因でした。

【ダイチクの解決策】

① 運搬問題
仮設バイオトイレを完成形で配達できないのなら、材料(パーツ)の形で運び、現地で組み立てれば・・。そこに小型のバイオトイレ本体(機械のみ)を入れてバイオトイレ棟にしようと開発をスタートし、「ログキットハウス」(親和木材工業株式会社様)に巡り合い、バイオトイレ+ログキットハウスの設置に成功!これまで4棟のログキットハウス設置実績があります。

② 電源問題
バイトイレの電源は「通常の電源コンセント」、「エンジン型発電機の設置」、「風力発電」等々の検討を行ってきましたが、初期経費の高さやメンテナンスの面で問題が起こることもしばしば。
メンテナンス問題を解決する為に使ったのが「太陽光発電」。メンテナンスの頻度は少なく済むものの、果たしてバイオトイレを運用していく上で必要な電気を発電していくことが可能なのか…それを証明する為に「オフグリッドソーラーシステム」(ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社様)の発電システムを使用して、実に5年7か月に渡り実証実験を行っています。(2017年5月~)
その結果、バイオトイレの使用には十分すぎるほどの発電・蓄電性能を確認しています。初期設置費用さえクリアすれば電気代の値上げや停電を気にすることなくバイオトイレの使用が可能となります。
実験の様子・結果はコチラの記事から→https://www.daichiku.co.jp/biotoilet-30/

【モデルハウス大作戦!】

弊社の本業である、カリクギ、カクシ釘を製造している大築岡山工場に展示、実証実験を目的としたバイオトイレ棟を建築!!
組み立ての際の記事はコチラ→https://www.daichiku.co.jp/biotoilet-31/
バッテリーや変換器などの機器類は物置などに収納することができるほか、ログハウス内の機器スペースに収納することも可能となっています。

完成から約1ヶ月、何の問題も無く活用中です。
これまでは1日22回ほど、オガクズの撹拌をしていただけでしたが、今回から便槽内のヒーター加温テストを始め、使用する電気量が増加しているため、発電量が増えているとの事。
どのように変化が表れているのかは、もう少しデータを集めてから比較してみよう思います。

【まとめ】

バイオトイレ+太陽光発電システムのモデルタイプ(in 大築岡山工場)の完成を受けて、いよいよ販売へ向けて紹介ページを作成中。完成次第、改めて告知いたしますのでお楽しみに!

それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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