中古トイレの納品前整備と化粧直し

みなさんこんにちは、バイオトイレ担当のSです。

先日納品した中古トイレについて、納品前の整備の様子をお伝えします。
お客様に末永くご使用いただきたいという思いのもと、中古品とは思えない程きれいに仕上げることができました。

納品の様子はコチラから→

作業期間は4日間!

それぞれの機種の状態により完成までの時間は左右されますが、おおむね2週間程度のお時間を頂いて作業を進めております。
(他現場の予定なども間に入ってくるため、余裕をもって時間を頂戴しております。)

今回ご成約頂いたトイレはこちら。

この風景に見覚えのある方はかなりのダイチクマニアですよ。

そう、【鳴尾ゴルフフェスタ】のトイレとしてレンタルにも使用されていたトイレ、4台のうちの1台です。(向かって右の方です)

2009年製で製造から約13年とかなり時間が経っている機種ですが、バイオトイレにとって重要な部分である攪拌モーター、加温ヒーターなどの異常もなく、今でも現役で動きます。

この機体、外装色はもともと白だったのですが、改装見本として約2年前に写真の状態に塗り直しをしています。

整備の開始

ご成約をいただいて、整備を開始。まずは現状の状況確認をしていきます。
【室内】

便座と点検口蓋を上にあげると、茶色い付着物が目につきます。
非常に誤解の多いところですが、こちらはオガクズのこびりついたもの。
(決して排泄物ではありません。)

水をかけながらスクレーパー等でこすっていくとキレイに取れます。
大部分はステンレス製ですが溶接している部分には鉄分などがあるので若干のサビも出てきます。

出てきたサビもキレイにしてシルバーのスプレーで塗装をすると・・・

仕上がりのキレイさに自分でも思わずびっくりしてしまいました。

室内の汚れはほぼホコリの蓄積からくる汚れ。実は水洗いをしてもらっても問題ありません。お客様の中には、こちらと同型のタイプのトイレを水洗いされている方もいらっしゃいます。(※暖房便座などの電気製品や運転スイッチなどには水をかけないように注意しましょう)

で、仕上がった室内がこちら。

なんということでしょう~♪
ホコリと乾燥して舞い上がり、降り積もっていたオガクズも綺麗サッパリ!
すっきりとした清潔な室内に仕上がっています。

次に装備品で重要な排気ファンを分解清掃します。
実はこのタイプの排気ファン(右側の物)、羽根形状が目詰まりしにくいのでおススメです。
オガクズは付着するのですが風が止まることがないので、バイオトイレにとって重要な【排気】を続けることができるのが、大きな特徴です。

洗浄した排気ファンを取り付けて室内の整備は完了です。

最後に念のため試運転を行います。

オガクズを温めて乾燥を手助けするヒーターは、誤作動等がなく、温度が上がるかをサーモグラフィで確認。
オガクズをかき混ぜるスクリューを動かすモーターの攪拌動作も異常や、異音の発生がないのを確認して機能点検は完了です。

外装部分の化粧直し

外装の塗装から約2年が経過するといろんなところにサビ、擦れによる剥がれなどが出てきていました。
しかし、一つ大きな落とし穴が…。
実はこの緑色、弊社のロゴにも使われている黄緑色に寄せて採用したのですが、思っていたより日光による退色が進むという事がわかりました。

タッチアップで問題ないと思っていたのですが、いざ、塗ってみると周りの色と全然違っています。
悩んだ末に全面塗装することになり、一気に塗って仕上げてしまいました。
全面に塗ったのは左右と後方の壁、合計3面を塗りなおして完成しました。
当然と言えばそうなのですが、全面塗装しているので仕上がりはメチャクチャ美しいものになりました。
結果として、お客様にご満足いただけたので「やってよかった」と思います。

いかがでしたでしょうか、中古のバイオトイレでも本当にきれいにしてお渡ししたいという気持ちを全面に現し、新品同様にしてお渡しできるように心がけています。
まだ在庫はありますが、最近、問い合わせを多くいただいておりますので、完売してしまう前に是非!お問い合わせください。

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