バイオトイレメンテナンスについて。

メンテナンスをしてきました。

みなさんこんにちは。バイオトイレ担当のSです。

先日、バイオトイレの定期メンテナンスを実施しました。
某所電力設備の中に設置されたトイレのため、年2回のメンテナンスを行い、常に使用できるように管理しています。

 こちらのトイレは異常天候などの際、設備の常駐監視が必要となり、その際に使用されるトイレです。そのため平常時はほとんど使われることもなく、オガクズもほぼ新品という状態。

写真も綺麗な状態でご紹介できるので、この現場写真を使ってメンテナンスの様子をご紹介していきます。

 ①オガクズの取り出し。

バイオトイレのオガクズ交換作業
古くなったオガクズを掃除機で吸い取る
バイオトイレのオガクズ交換に使用している掃除機

オガクズの取り出しに活躍するのは大型の掃除機。以前は柄杓で掻き出していましたが、今は機械に頼っています。
吸引力が大幅にアップで作業効率もアップです!

オガクズ交換を行う際は基本的に入っているオガクズをすべて入れ替えるのが基本となります。

②空っぽになった便槽の確認。

オガクズを取り出すと便槽が見えてきます。
ここで傷がないかの確認と、空(カラ)で運転させながら、スクリューの歪みや便槽とのすきまの確認を行います。
基本的にサラサラしたオガクズを攪拌するスクリューですが、
使用状況が悪くなるとオガクズの湿り気により、機械的な負荷が増し、歪みなどの原因となります。

バイトイレの便槽内確認

③排気ファンの清掃

次に排気ファンの清掃です。
乾いたオガクズを吸い込み、詰まっていることもあります。
空気の通り道を塞がないように 綺麗に取り除いて清掃していきます。
その後、新しいオガクズを便槽に入れ替えて工程は完了です。

バイオトイレの排気ファンも清掃

ちなみに・・・
排気管や排気ファンに目詰まりが起こると・・・

こうなります。

清掃を怠ったバイオトイレの排気ファンと配管

耳を澄ませてわかる異常

バイオトイレのスクリュー部分の確認

ここからはメンテナンス中にみられる異常について解説します。

運転中に「ゴン!」という引っかかるような音がすることがあります。
これはスクリューを回すベアリングが油切れを起こしています。
ベアリング部にグリス(潤滑剤)を注入すると音がしなくなります。
それでも異音が止まらなければモーターを疑います。
オガクズのない状態でも音が出ていれば、すでにギアが壊れている(割れている)ことが考えられます。

異常が発生する原因は大きく分けて2つ。

 ①オガクズの交換を定期的にしていない。

 ②使用上限を超えた使用があり、オガクズが重くなっている。

①…公共施設として利用されている物件などで、担当者さんが入れ替わった時にバイオトイレに関する情報がうまく引き継がれていないとよく起こります。
オガクズ交換が適正になされていないと、オガクズが土のように重く、硬くなり機械の故障につながるので注意が必要です。

②…導入時と現在の使用状況が変わった際に起こりがちな現象です。
オガクズの交換頻度を上げてもらうことで解決するときもあります。
上限を超えた使用が一時的な場合、その後乾いていくときもあります。
様子を見て判断が必要です。

※いずれもオガクズがサラサラの状態を保つことで解決します。

肝心なのは

オガクズをサラサラに保つ

これにつきます。
オガクズが重くなることで機械に負荷がかかって壊れていきます。

バイオトイレを末永くご使用いただくためにも、この記事を参考にしていただければ幸いです。

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