
みなさんこんにちは。床暖房・バイオトイレ・WEB担当のSです。
今回のブログは床暖房システムの、長期優良住宅、ZEH、フラット35(金利Aプラス)に対応したものが発売されましたのでご紹介をしていきたいと思います。
ダイチクの床暖房は電気式。0.7mmの超薄型フイルム状のヒーターを床材の下に施工することで、快適空間を作り出すことができます。対応する床材は床暖房対応品のフローリング材からクッションフロア、カーペット、タイル、石板まで多岐にわたります。施工方法を防水対応に変更することでお風呂の床や土間床まで。アスファルト舗装の下に施工して融雪ヒーターとしても使用できるスグレモノです。
そんなダイチクの床暖房が長期優良住宅・ZEH住宅の床暖房にもお選びいただけるようになりました。またフラット35の(金利Aプラス)にも対応。住宅選びの新たな選択肢をご提供いたします。
床暖房について詳しくは下記ボタンから床暖房のページに飛ぶことができますのでそちらでご確認下さい。

本題に入る前にフラット35、長期優良住宅、ZEHについて解説。フラット35は金融機関や住宅金融支援機構が提供する長期金利固定型の住宅ローン。その中でも金利Aプラスは要件を満たすことで借り入れ当初5年間の金利を優遇するローン商品のことです。長期優良住宅とZEHに関しては次のコーナーでご紹介します。
長期優良住宅・ZEH・一般住宅の違いをわかりやすく比較!
家を建てるときに気になる「長期優良住宅」や「ZEH(ゼッチ)」って、実際どう違うの?それぞれの特徴をシンプルに比べてみましょう!
- 長期優良住宅: 長く住める、安心・高性能な家。国の認定制度あり。
- ZEH(ゼッチ): 太陽光発電などで、年間のエネルギー収支がゼロになる家。
- 一般住宅: 建築基準法の基準に準拠。耐震などいわゆる2000年基準は満たしている。その他の性能は住宅次第。
比較表でまとめてみましょう。
✅ 長期優良住宅・ZEH・一般住宅の仕様比較表
項目 | 長期優良住宅 | ZEH(ゼッチ) | 一般住宅 |
耐久性 | 長寿命(100年目標) | 特に規定なし | 一般的に30〜40年程度 |
耐震性 | 高い(耐震等級2以上) | 法的基準以上が推奨 | 建築基準法2000年基準 |
省エネ性能 | 高断熱・高気密 | 超高断熱+太陽光+省エネ設備 | 性能は住宅による |
光熱費 | 削減できる | ほぼゼロも可能 | 割高になることが多い |
補助金・優遇 | 税制・ローン控除あり | 補助金制度あり(国の支援) | 基本的に対象外 |
資産価値 | 長く保ちやすい | 環境意識で評価される傾向 | 減価しやすい |
いかがでしょうか。阪神淡路大震災以降、建築基準の中でも耐震性能に対する見直しが図られ(2000年基準)一般住宅においても安心して使用できるよう法改正が進んでいますが、それ以上に性能をアップさせたものが長期優良住宅であり、ランニングコストを抑えて自ら作ったエネルギーで賄うようにしたものがZEHであると言えます。

🧾 用語解説|この記事で出てきた専門用語をわかりやすく!
・長期優良住宅(ちょうきゆうりょうじゅうたく)
「長く良い状態で住み続けられる」と国が認めた家。
耐震性・省エネ性・点検のしやすさなど、いくつもの基準がある。住宅ローン減税や税金の優遇がある。
・ ZEH(ゼッチ)=ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス
「自宅でつくったエネルギー(太陽光など)」と「使うエネルギー」が±ゼロになる家。
断熱性能が高く、エアコン効率も◎。光熱費を抑えつつ、環境にもやさしいのが特徴です。国の補助金制度がある。
・ 一般住宅
当ブログでは長期優良住宅、ZEH認定を受けていない住宅のことを一般住宅と表現しました。
建築基準法に準拠しているのはもちろんのこと、上記住宅に比べて劣るというものではありません。
・建築基準法の「2000年基準」
建築基準法そのものではなく、木造住宅の耐震性を大幅に強化した運用上の基準で、正式には「2000年建設省告示第1354号等による基準」と呼ばれることもあります。
これは、1995年の阪神・淡路大震災の甚大な被害を受けて、木造住宅の安全性を根本から見直す必要があるとされたことが背景にあります。
・耐震等級(たいしんとうきゅう)
建物が地震にどれだけ強いかを「1〜3」で評価する指標。
数字が大きいほど地震に強く、等級3は災害時の拠点にも使えるレベルです。
🔗 参考リンク・出典
- 国土交通省|長期優良住宅制度のページ
- 経済産業省 資源エネルギー庁|知っておきたいエネルギーの基礎用語 ~新しい省エネの家「ZEH」
- 環境共創イニシアチブ(SII)|ZEH支援事業
- 住宅金融支援機構|住宅の性能比較とフラット35適合基準
- 国税庁|住宅ローン控除制度について
- 国立研究開発法人建築研究所|住宅版消費性能計算プログラム
※Webプログラムにて暖房設備機器の項目から「電気ヒーター床暖房」を選択します。続いて、下部の項目にある低出力モードの「評価する」を選択することで、省エネ計算における一次エネルギー消費量が削減され、床暖房の採用が可能となります。
※エコモードとは、エアコンなど他の暖房設備と併用運転を行い、室温20℃にて床面約25℃以下となる温度設定でご使用いただく省エネ運転モードです。

ダイチクの床暖房が各制度に対応、新発売しました。
前置きが長くなりました。前述の長期優良住宅やZEH、フラット35にダイチクの床暖房が対応したお話です。
各制度を利用するためには省エネ基準への適合確認や、長期優良住宅、ZEH、BELSなどの認定制度に対応するために、住宅の設計段階で消費性能を「見える化」することが必要です。そのために国立研究開発法人建築研究所が提供する「住宅版消費性能計算プログラム」にて計算します。(無料なので誰でも利用できます。URLは出典を参照下さい。)
計算時に「電気ヒーター床暖房」を選択していただくことで計算内容に反映され、ダイチクの床暖房を使用することができるようになるという仕組みです。
・・・本題より前置きの方が長くなったこのブログ、いかがでしたでしょうか。新築をご検討の方は工務店様、住宅メーカー様にご相談いただくことで導入が可能になりますので是非ご相談ください。
ご不明点等がございましたら弊社お問い合わせフォームでも対応致します。
